時間が経てば経つほど余韻は広がるし、ふとした瞬間に思い出して泣いてしまうような作品。
かなり多くの部分を観客側に委ねているから、きっと観る人のパーソナルな経験や記憶によって感じ方が全然変わってくる。映像を観ながら自分の中に深く潜っていくような感覚だった。
父娘の愛情も感じる反面 脆さや危うさも映し出されていて、"I love you"だけでは埋められない彼の心の穴を感じて胸がギュッと苦しくなった。。
テレビ画面に映った2人の影や、何度もごめんねと謝る父親、印象的なシーンが山ほど。その場にいないのに空気や湿度さえリアルに感じて、とりあえずとんでもない才能の監督が出てきたなという感想、、
