何の予備知識も無しに観たが、初見では全体的に流れる音楽や映像も心地良く感じたし、この親子の関係も凄く仲良しで、同じ頃の娘を思い出したりしていた。
ただ、何故か最初から時折り父親の思い悩むような様子があったり、途中途中のフラッシュバック映像などで不安な雰囲気があった。
終始、何か起こりそうで起こらない感じ。
最後の空港での娘との別れのシーンで、安堵するような不思議な余韻に浸って暫くボーッとしてしまった。
これは何なんだろうと早速、他のレビューを見ていくと驚愕してしまった。
なるほど、そうゆう事だったのか！と様々なシーンを思い返すなか、居ても立っても居られず1時間後に2回目を視聴。
あまり意味も無い護身術を父親が真剣に娘に教えるシーンがあった。
こんな何でもないような場面すら感動してしまう。
これから娘に起こりうる様々な出来事に、無事にうまく乗り切って欲しいと願う父親。
そこに自分はもういないと考えた時、私も同じような事をしたかもしれないな...
ただ微笑ましいと思って見ていたシーンが全く違うものに見える
こんな映画を観るのは初めてだ。
翌日に3回目を観てただただ号泣してしまった。
