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ファイブ・デビルズのntm723のレビュー・感想・評価

ファイブ・デビルズ(2021年製作の映画)
4.0
アデル・エグザルまで言えるようになった、後はホプロスだけ笑。
いやぁ〜なんか余韻がすごい。
ホラー系かと思ってたら別にそうではなく、でも所々ぽい演出もあり、サイキックものでもあり、タイムリープもあり、カンヌではクィア・パルムに選出されたという異色のスリラー。

まず、35mmフィルムで撮影された美しくもどこか怪しげな質感の映像が超唆る。
「パリ13区」の脚本家であるレア・ミシウス監督が「シャイニング」、「アス」等のアメリカ作品にオマージュを持たせながら、あえて説明的なシーンを削ぎ落として観る者に委ねる形で描いてる。
あと、劇伴がこれまたセンス良すぎて、エンドロールで曲名メモったわ。

好き嫌いが分かれそうな作品ではあるものの、95分という手軽な長さに色んな要素を詰め込んで、どっぷり没入感と不思議な余韻に浸れる興味深い映画。
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