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ファイブ・デビルズのchinsukoのレビュー・感想・評価

ファイブ・デビルズ(2021年製作の映画)
3.0
スリラー映画と思いきや、違った

アデル・エグザルコプロスが主演かと思いきや、その子供、少女ヴィッキーが主人公。

ヴィッキーは嗅覚が鋭く、臭いのコレクションを瓶詰にしている。色んな臭いを調合して嗅ぐと、両親、主に母親の若い頃にタイムリープするという設定。

タイムリープした先では、母の色んな面、特に恋愛事情を見てしまう。
現在ではその恋愛相手のジュリアとはある事件が元で疎遠になっており、夫の妹でもあり10年振りに会いに来ていた。
ジュリアを何故か良く思っていないヴィッキーだったが、何度か過去を見ることで、ジュリアの苦しみや母のジュリアに対する思いを理解していく。

と解釈しましたが、これで良いかしら?

何かと自分の中では謎が多い作品だったし、そもそも何が言いたいかも良く解らなかった。

辛うじて寝ずに観れたのはアデル・エグザルコプロスの存在だった。

演じる母のジョアンヌの様子、特にヴィッキーへの愛情の描写が微妙だった様に感じて、何か理由があるのかと思いながら見るも、最後までその点は分からず。単なる子供に興味薄い設定だったのかとも思ってしまう。

とまあ、スリラーでなかった点で肩透かしを食らっているので、評価は及第より下という感じ。
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