舞台は90年代前半の台湾。急激な経済成長を遂げる台湾で若者たちが仕事と私生活に悩みながらも強かに生きていこうとする感じは、当時の日本のトレンディドラマと近いかも。登場人物みんなちゃんと職についてるしね。
ただそこがエドワード・ヤンのカメラ固定の長回しで描かれるから、どことなくドキュメンタリータッチに感じる部分もあって面白い。タクシーの中の長回しなんかはもろに濱口竜介。クーリンチェ殺人事件と違って、結構コミカルで楽しかった。
都会で生きる若者たちの群像劇。恋愛の駆け引きの中で女性2人の友情がプールサイドで美しく輝く。
