20世紀FOX製作の映画シリーズ『X-MEN』シリーズのスピンオフとして始まり、ハードなゴア描写と下品な下ネタでR指定を受けた、第四の壁を打ち破るメタ発言まみれのクソ無責任ヒーロー・デッドプールが、ディズニーによるFOX買収によるシリーズ打ち切りの危機を乗り越えて、MCUに殴り込み！
しかも『ローガン』で華々しくフィナーレを迎えた人気ヒーロー・ウルヴァリンを、演じるヒュー・ジャックマンごと引き連れて！
ネタバレになるので詳細は語りませんが、本当に素晴らしい作品でした。
暴力・下ネタはディズニー体制下でも全く衰えず、むしろディズニーいじりが加わることでよりパワーアップ。
そして「FOX買収によるシリーズ打ち切りの危機」という現実の状況をそのまま劇中の展開に盛り込み、様々な過去シリーズへの愛情に満ちた救済の物語となっており、さらに直近のMCUシリーズに対する辛辣すぎるイジりなども相まって、笑って泣ける最高のエンタメ作品に仕上がっていました。
いろいろあったMCU、トニー・スタークの死をもって引退したロバート・ダウニー・Jrがドクター・ドゥーム役で電撃復帰、さらにルッソ兄弟までがカムバックするという衝撃的な知らせも入り、これからの展開に目が離せない状況になってきました。
もしまたグダグダになっても、デップーちゃんがキツイ一発をかましてくれる、そんな安心感を与えてくれた本作を胸に、MCU次回作を期待して待とうと思います。
