ホイッスル

ヌズーフ 魂、水、人々の移動のホイッスルのレビュー・感想・評価

3.2
東京国際映画祭、ユース部門にて。

戦争に巻き込まれた人々を描く上で一つの家庭にフォーカスする…という、何年か前のTIFFで観た「シリアにて」と近しい設定の作品でした。
戦火により家の壁や天井に穴が開いたことによって徐々に家の外へと視点が移っていく様は興味深かったですが、ちょっとハードルを上げ過ぎていたかもしれません…。

ユース部門らしさ満点な作品ではあったので、TIFFのユース部門ファンな身としては嬉しかったです。
シリアスなテーマの割には優しいトーンの作品だったのが印象的でした。

■あらすじ(TIFF公式HPより)
戦火のシリア、ダマスカス。爆撃で屋根に大きな穴が開いてしまい、そこに住み続けるか移住するかに悩む家族を14歳の少女の視点から描いた作品。ヴェネチア映画祭オリゾンティ・エキストラで上映され、観客賞を受賞。
ホイッスル

ホイッスル