ゆうたろう

リオ・ブラボーのゆうたろうのレビュー・感想・評価

リオ・ブラボー(1959年製作の映画)
4.5
これぞ娯楽映画。社会派も良いけど、西部劇はやっぱりこうでなくちゃね。超面白かった。
まずキャラクターが魅力的。ジョン・フォード演じるチャンス保安官は勇敢で聡明、まさに理想のヒーロー。鉄板だけどやっぱりかっこいいし憧れる。少しチャーミングなのも良いですよね。若いのに腕が立ち賢い青年ガンマン、勝ち気な老人とか本当に良いキャラが揃ってる。
ただ個人的にはなんとかアル中を断ち切り全うに生きようとするデュードに一番グッときた。同じ酒場での彼の立ち振舞いの変わりぶり、本当に熱い。

アクションに関しては、様々な映画でオマージュされる銃の投げ渡しは今っぽいタメとかはないんだけど、それがかえってスマートだからとてもかっこいい。
クライマックスの全員参加の銃撃戦も楽しいし、あれだけダイナマイトをドカンドカンやってくれるのは景気が良くて見てて気持ち良い。

人情ありアクションあり歌ありとエンターテインメントのお手本のような映画。大満足。
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