リオ・ブラボーの作品情報・感想・評価・動画配信

「リオ・ブラボー」に投稿された感想・評価

「裏口は飽きた もう正面から行く」


ジョン・ウェイン。名前は聞いたことがあったけど、初めて観ました。もしかしたらコレは無声映画なのかと思うほどの、ゆったりとしたオープニング。保安官チャンス(ジョン・ウェイン)を中心に、アルコール依存症から抜け出したいデューイ、足が不自由なおじいちゃんのスタンピー(7人のこびとの7人全員の、いいとこ取りしたような愛らしさ)、若くて賢くて早撃ちのコロラドといった、この4人のバランスが絶妙です。「皆殺しの歌」をバンドで演奏させ続ける敵方に対し、こちらはギターを弾きながらハモりながら歌う。ハラハラせず、安心して観ていられる西部劇。最後の決闘の場面でも、チームワークの良さが活かされ、観ていて気持ちがアガりました。


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濱口竜介が撮影前に頻繁に見直す作品のひとつだと知り、観ることにしました。でも、お勉強みたいな気持ちで映画を観るとダメですね。結局何ひとつ、お勉強にはなりません。きっと監督は、構図やキャメラポジションなど、撮影現場で決定を下して行く際の参考にするのだろうと思うけど、どうやって映画をつくっていくのか、何ひとつわかっていない私には、そういった視点でみるのは、所詮ムリなことでした。こういうのは何回も何回も繰り返して観ないとわからないことなのでしょう。そのことがわかりました。まあ、とにかく、チャレンジしてみたということで。
スー

スーの感想・評価

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このレビューはネタバレを含みます

シリアスな状況を一癖も二癖もある登場人物たちが切り抜ける西部劇!
多勢に無勢の大ピンチを、機転と仲間との信頼関係で乗り切るアクションがいちいち凝ってて楽しい。
そして味方陣営にしっかり感情移入しているので、最終決戦になぜか落ちてるダイナマイトも「なぜ???」ではなく「よっしゃやってしまえ!」という気分にさせてくれます。
朝田

朝田の感想・評価

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再見。真に偉大な映画。こういうのが見たくて映画見てますよって思う。セリフなしで展開されていくオープニングから圧倒的。極めてシンプルなストーリーだがセリフのやり取りと役者の仕草によってキャラクターを一人ずつ立ち上がらせ、生き生きと画面の中で動かしていく。その蓄積がラストの銃撃戦に向けて収束していく手腕。西部劇という以上に全てのアメリカ映画の骨格にこの作品の遺伝子が流れているのではないかと思う。ジャムセッションのシーンのジョン・ウェインの笑顔に泣く。しまいには「逮捕する」なんて口説き文句まで飛び出す始末。カッコ良すぎる。
ハワード・ホークスとジョン・ウェインの名作西部劇
61年前とは思えない程のアクションの派手さや登場人物も必要最低限で話を展開させていく脚本の上手さに驚かされた
男4人で決戦前に歌うシーンが印象に残ってる
J四郎

J四郎の感想・評価

3.9
ハワード・ホークスの西部劇で主演はジョン・ウェイン。

ジョン・ウェインが演じる保安官は街で殺人を犯した男を逮捕する。するとこの男の兄貴がガンマン軍団を雇って解放しろやと迫ってくるという話です。
最初、保安官の味方はポンコツ爺さんとアル中の助手だけと実に心許ない。

そこへ若い早撃ちガンマンや女ギャンブラーが加わっていきます。保安官は街の平和を守りながら恋をしたりと愉快な仲間たちとの日常を過ごしています。でも対決の時は刻一刻と迫ってきているんですね。

この映画はコメディ要素も多く含まれており観ていて疲れません。西部劇の入門用として観るのもアリかも知れませんね。途中まで結構ゆる~く進んでいくんですがクライマックスの戦いは爆発を多用したり急に激しくなり驚きます。これは名作だけに本当に面白いです。
死ぬまでに観たい映画1001本より412本目

今年になってこの本のオススメ通りに西部劇を死ぬほど観てます。
1つの街で話が展開するか、広く荒野に股がって話が展開するかの2択にだいたいなりますが、今回は前者。

そういう場合は風景があまり変わらないのでちょっと飽きやすいですが、登場人物が少ない分、人間ドラマが濃くなります。
今回はロマンスも入っておりましたが、もうちょいコンパクトにまとめてもらいたかったかな…長い…

このレビューはネタバレを含みます

 1965年制作、ハワード・ホークス監督の傑作である。

 古き良きアメリカ西部劇と言ってもいい映画で、こうしたヒューマン系アクション西部劇の傑作は何本かある。

・ジョン・フォード監督「黄色いリボン」
・ジョージ・スティーブンス監督「シェーン」
・フレッド・ジンネマン監督「真昼の決闘」
・ロバート・D・ウェッブ監督「誇り高き男」

 いずれもドンパチにとどまらず、ペーソスが漂うことにより、深みと奥行きが増して味わい深くなる。
 そうした作品は印象に残る。
 
 この「リオ・ブラボー」は登場人物のキャラが立っていてメリハリが効いている。

 面白いのはハワード・ホークス監督とジョン・ウェインが「真昼の決闘」のアンチテーゼとして制作したというものだ。

 「真昼の決闘」が皆が腰が引ける中、保安官がたった一人悪人4人に立ち向かって行くのに対して、「リオ・ブラボー」はガッツのある保安官に皆が協力して悪人に立ち向かい平和な町を取り戻すという筋だ。
 いかにもジョン・ウェインの好む勧善懲悪系のフォーマットである。

 そもそも「悪」(ではなく、町と住民の利益を脅かす者かもしれない)に対して皆で協力して立ち向かう、或いは立ち向かわなければならないというアメリカ人のメンタリティーが発出し、作品に通底しているものが多い。
 フロンティアを成し遂げるにはそうする必要に迫られるのである。

 キャラとしては、
 無骨だが正義感とガッツのある保安官のチャンス(ジョン・ウェイン)、
 以前は早撃ちの名人だったが失恋の痛手からここ2年はアルコール依存症になり保安官補となっているデュード(ディーン・マーチン)、
 片脚が不自由だが陽気で口の達者な牢屋番の爺様スタンピー(ウォルター・ブレナン)、
 幌馬車の護衛として町にやって来た生意気な若造だが早撃ちのコロラド(リッキー・ネルソン)、
 その隊長パット(ワード・ボンド)はチャンスの馴染みで助太刀を集める途中、悪漢に殺される、
 そして酒場に逗留している女賭博師のフェザーズ(アンジー・ディキンソン)など
 個性豊かな登場人物達で歌あり、恋あり、活劇ありのてんこ盛りの西部劇となっているが、騒々しく嫌味になっていないのは、人間の苦悩や勇気、悲哀が落とし込まれているからなんだと思う。

 特にデュードが酒が切れて中毒症状が出ると、

「こんな震える手で何が出来るんだ!」と、

 自虐と憐れみ乞いの心理状態に陥っている時にチャンスは厳しく対応する。

 スタンピー爺様には本音を漏らして、

 「今情けをかけちゃダメだ。一生立ち直れな
  くなる」と、

 何か人情味溢れる学園物の教師か、息子の成長を見守る父親みたいな雰囲気を醸し出している。
 アメリカ人はこういうジョン・ウェインが好きだし、そういう立ち位置しか彼には許さないものがあるように思う。

 コロラドことリッキー・ネルソンは当時アメリカでカントリー・ミュージシャンとして売り出し中のアイドルで「ハロー・メリー・ルー」、「ジャンバラヤ」なんかを歌わせれば天下一品であった。 

 劇中、彼がディーン・マーチンとデュエットする「ライフルと愛馬」はテキサスの匂いと哀感があって、中盤からペットで朗々と吹かれる「皆殺しの歌」より印象深い。
 チャンスもスタンピーもニコニコして聴いている。

 女賭博師のフェザーズことアンジー・ディキンソンの夫がバート・バカラックであるのはよく知られているが、正統派の彼女も生業に一癖ある役所でチャンスに恋心を抱きつつ素直な吐露をしない女心で膨らみを出している。
 この点はチャンスもしかりである。


 圧巻はコロラド達の運んできた荷の中のダイナマイトを使ってスタンピーが、クレー射撃よろしく悪漢達の立て籠る屋敷へ投げ、それを狙い撃ちして爆破の嵐を見舞うシークエンスはダイナミックでカタルシスをもたらして締めに良い。


 いずれにしても西部劇の中でも人間の心の機微とダイナミズムを調和させた見事な作品である。
 話も登場人物のキャラクターも撮り方もシンプル。そのシンプルさが面白さになっている。
大木茂

大木茂の感想・評価

2.9
エルドラド先に観ちゃったから
若者、口うるさいジジイ、アル中、保安官、気の強い女って被りまくりで(事務所もおんなじじゃねぇか?)
新鮮味が全くない…

ジョンKカーペンターの要塞都市の元ネタらしいけど全然違うじゃん
要塞都市の方がキャラも敵の怖さも勢いがあったもんな

てか西部劇はみんなおんなじに見えるわ
50年後のアメコミ映画もこんな風に記号の連続になるんかな
kuri

kuriの感想・評価

3.7
良くも悪くもクラシックの西部劇映画。ジョンウェイン映画はセリフが多く、使い回しが面白い。ただ日本語字幕が正直合ってない。ジョンウェインジョークが少し洒落た感じで翻訳されている気がした。あとみんなで歌うシーン最高だね。
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