そもそも観に行く時点でどうかというのは置いておいて、せめて本人に話聞くか、公判まで終わってから映画にしないと拙速の誹りは免れないのでは。まあ未完成版だろうがわざわざ国葬にあわせて公開すること自体が目的化していたので、そんなこと言うだけ無駄なのかもしれないが…。冒頭から獄中で何故か自分の生い立ちを1人語りしはじめる川上（山上）、ダサ過ぎて出鼻をくじかれた。周辺に配置された人物も、革命家2世を名乗る隣人、銃撃決行後に何故か態度を変える妹など、作った人間の思想の代弁者の側面もあるんだろうが、台詞から何から全てが不自然過ぎてひたすら苦痛だった。
