本作で描かれた「怪物」とは何でしょうか？
非常に興味深い内容でした。
「怪物」に関する明確な描写が起きるまでが長く、退屈する人もいるでしょうが、主人公の仕事のシーンや、悩みに立ち向かう人間ドラマ、謎に染み付いた日本文化など、興味深いシーンは多かったです。
「怪物」に対する印象は人によってかなり異なると思います。場合によっては吐き気を催す邪悪に感じる人もいるかと。
ただ非常に繊細な内容であり、まだまだ議論すべき内容を扱っています。
スペインとエストニアの合作とのことですが、日本でもこれから起こりうる事、あるいは既に起こっている事であり決して他人事には感じませんでした。
多くの人が見てみて、本作の「怪物」に対する印象を語り合うべきでしょう。
本作のラストはそんな「怪物」へのある種の救済であるように私は感じました。
