お婆ちゃんと2人暮らしだった女の子シャオウェンは、突然お婆ちゃんが亡くなった事を理解出来なかった。
そんな中で葬儀屋で働くサンメイと出会う。
サンメイは、前科者で葬儀屋の父親との関係もギクシャクしている。
恋人からも振られ荒れた生活の中で出会った2人が少しずつ心を通わせていく話。
お婆ちゃんが亡くなったという事が理解出来ず探す姿…シャオウェンの意志の強い瞳が印象的。
生きる事に無気力で、父親の葬儀屋を継ぐ気力もないサンメイが、少しずつ変わっていく。
シャオウェンとサンメイ、それぞれの持つ哀しみを理解しつつ2人の距離が少しずつ近づいていく。
サンメイって、気持ちを表す事が不器用だけど良い奴なんだよね。
厳しい父親との葛藤は、父親への愛の裏返し。
お互い気持ちを伝えるのが不器用な親子でした。
シャオウェンの明るさと素直さに救われたサンメイ。
サンメイを信じ慕うシャオウェンは本当に可愛かったです。
サンメイの仲間もとても良い奴ばかり。結局は近所の人達もサンメイの悪口を言いながらも気に留めてくれている人達でしたね。
(これはサンメイの父親が築いた絆でも有るけど)
最後は想像出来るパターンだったけど、細かい部分はやっぱりサンメイとシャオウェンの演技力にやられました。
冴えない男サンメイが、どんどんカッコ良くなっていくのが良かったです。
