ガルガドットのスター映画としては満点。
ご存知の通りのスタイルの良さ、顔の良さ
しなやかかつ豪快なアクションと言い所はそのまま。
加えて個人的な好みとして本作のガル様が
いい意味でキラキラしていない。
いつもはスーパーモデルの風体でイケイケどんどんな役が
多いという勝手な印象だが
本作はやさぐれ…というかくたびれた雰囲気も湛えていて
それがこう…グッとくるんだな。
物語はこの手の作品としてはよくある話で
良くも悪くもそんなに特筆すべきことはないけれど
少し残念だったのはせっかく女諜報員で
戦闘・ドライビング・機転・度胸を持っていて
なおかつ凄腕ハッカーという属性まで足したのだから
このハッカー部分もフューチャーして欲しかった所。
あとこの予算帯の映画では多少やむなしではあるもの
ラスボスが各落ち感・迫力に欠くというのは。
まあその小市民的な思想こそが
なんだかんだ映画の肝だったのかもしれないが
とはいえねえ…という思いもある。
色々ちょいとした不満はあるものの
2時間のそこそこのアクション映画としては及第点。
頭空っぽにして楽しめる…とまでは言い難い。
各勢力の動きが見えづらいのと
結局何をどうしたらピンチなのかセーフなのかが
分かりづらいというのもある。
なのでみんなガル様を見ろ。