マグルの血

ハート・オブ・ストーンのマグルの血のレビュー・感想・評価

ハート・オブ・ストーン(2023年製作の映画)
3.4
スパイ組織にスパイしていた女スパイがスパイ組織が使っているAIを巡ってスパイ活動をがんばる話。

テレビCMでバンバン流れてたので気になって観賞してみました。ミッション·インポッシブル新作公開から間を空けず公開とは。最初混乱してました。

スパイ映画はまあ大体面白いです。私は2大スパイ映画シリーズ「007」と「ミッション·インポッシブル」はほとんど通っていない残念な人間です。
さらに言えばヒーローものもきちんと通っていないためDCもMCUも知識がない。ワンダーウーマンについて当然知識ほぼなし。ガル·ガドットのありがたみも感じないまま観賞です。

とりあえず、王道スパイ映画って感じですね。派手なカーチェイス、空中戦、銃撃戦、爆発。人間離れしたアクションシーンがほとんど途切れることなく続きます。一つ一つのシーンごとの見応え抜群です。大迫力で十分楽しむことができました。

ただ、個人的にスパイ映画の弱点って「ストーリーの複雑さ」だと思うんです。国の安全や存続をかけた諜報員の任務を把握するには、こちら側のある程度の予備知識や理解するための集中と柔軟な思考が求められるので、「ながら観」とかあまり向いてないですよね。

面白いと言われている映画は、だいたいストーリーがある程度キャッチーだったり、キャラクターの個性がしっかりしていて観客の心をしっかり掴んでいることが多い気がします。「?」とならない工夫もよくされている印象。

本作は、そういう意味では私は心が離れてしまいました。アクションが派手で見応えある分気楽に観たかったんだけど、内容が複雑ではないものの整合性がとれていない部分が見受けられ、心が離れてしまいました。

多分制作サイドはかっこいいアクション映画撮りたかったんだろうなって、意気込みみたいなものはすごく伝わってきました。女性が頑張るアクション映画はいいですね。
マグルの血

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