のり

ホワイト・ドッグののりのレビュー・感想・評価

ホワイト・ドッグ(1981年製作の映画)
4.2
道で拾った犬は黒人だけを襲うように調教された犬、通称ホワイトドッグだった…

人種差別の根深さを犬を媒体として描いた隠れた傑作。重い話だけど展開早いし、引き込まれる。

人種差別は人間の悪の所業だがそれを改善していかなければいけないのももちろん人間。しかし、人知の及ばざる領域にまで人種差別が行き渡っていることを痛感。

批評サイトや掲示板では「〇〇〇〇の最後の主人公のこの動作・セリフにはどんな意図があったのか?」なんて議論がされてるのをよく見る。自分もそーゆー議論は大好き。
ただ、本作のラストについては議論をしても虚しくなるに違いない。だって犬なのだから。こればっかりはフラー監督に聞かないとね。

動物を飼っている人に是非観てて欲しい。自分は愛犬との向き合い方を改めたいと思った。動物好きには多少辛いシーンもあるけども…
もちろん動物に興味無くても良作です。
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