オーウェン

梟ーフクロウーのオーウェンのレビュー・感想・評価

梟ーフクロウー(2022年製作の映画)
4.2
前評判が非常に高いのと同時に、目に迫る針の緊迫感溢れるジャケットが気になって鑑賞。

盲目の鍼師のギョンス。
宮廷で働くことになり、徐々に信頼を得ていく過程。
だが王に近い位置で医療を施すようになったとき、王室の陰謀のスキャンダルに呑み込まれていく。

前半後半と展開が変わる韓国特有のつくりだが、ここで盲目という部分に意味が生まれる。
それを生かして、王室の陰謀をどのように変えていくのか。

ジャケットの部分は緊張感を煽るシーンであり、バレるかバレないかのギリギリの線を綱渡りで進んでいく。
遂に反旗を翻す場面がまた見事。

戻っていくシーンも勇猛果敢であり、立場の弱い人間が上の者に囁くセリフ。
盲目の側から問いかけるというのがまた上手い。
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