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猿の惑星/キングダムのNuSukeのレビュー・感想・評価

猿の惑星/キングダム(2024年製作の映画)
1.5
期待してたんだけどなぁ…
現状今年ワースト説まである。

今作のメインである王国とプロキシマスが出てくるまでがまぁまぁ長い。
そこに至るまでになる頃には、ノア・メイ・ラカの3人旅の方に興味が行っており、王国のシーンに興味を持つのに一苦労…
次にキャラの魅力が皆無。
創世記からの3部作の主人公だったシーザーにはカリスマ性があったのだが、今作の主人公のノアにはそれがない。
終盤で鳥使いとして父親のワシに認められるシーンがあり、部族のリーダー的存在となるのだが、創世記の時のシーザーがリーダーとなった時と比べるとカリスマ性が全く感じられなかった。
今作のメインヴィランのプロキシマスもヴィランとしてのカリスマ性がなく、特に何も感じなかった。
3点目はメイ。
重要人物としてかなり祭り上げられてたけど、実際はかなりのクソ野郎でした笑
かなり自己中だし、自分の欲しいものが手に入ったら起爆してさようならだし…
前3部作で主人公達と交流する人間は善人だった
。(もちろんクソ野郎はいたが…)
今作に出てくる人間はどうにも好きになれないんだよなぁ…
だから、最後に目的を達成したみたいな感じになってるけど、こっちは何も感じなかった。
最後はオチ。
中盤はラカを交えた3人組での旅をする訳だが、そこでオリジナルのシーザーの話をノアにするのだが、最終的にノアはシーザーの教えに対して懐疑的なスタンスを取る。
まぁ、オリジナルのシーザーの時代から何年も経ってるし、メイがクソ野郎やからそうなるのも分かるけど、そうなるとラカの存在意義はあったのかが分からなくなってしまう。
ノアも仲間にラカから聞いた話を話そうとしてたシーンもあったのにも関わらず、そのシーンが無かったかの如く終わってしまって、不完全燃焼感が半端なかった。

これに続編があるのであれば、俺は観ないだろうな…

2024年鑑賞52本目
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