黄金バットさん

猿の惑星/キングダムの黄金バットさんのレビュー・感想・評価

猿の惑星/キングダム(2024年製作の映画)
3.3
かつてシーザーという偉大なチンパンジーがいて、その何世代も後の話。以前の作品と多少繋がりはあるけど、ストーリーの中で説明されているし、いきなり本作から見ても十分理解できると思います。

大雑把に言えば、過激派の猿グループと穏健派の猿グループの戦いという感じでしょうか。人間が出てくる場面はそれほど多くないし、出てくる人間の数(エキストラじゃなくてちゃんと役を持ってる人間の数)もわずか。

けっこう都合よく話が展開していく場面もあるし、ラストなんかは「う~ん、調子よすぎるかも…」と思ってしまったり。

もう何作も前からそうだけど、猿たちが表情豊かすぎて…というか表情がほぼ人間なので、分かりやすいと言えば分かりやすいんだけど、動物特有の「表情が作れないからこそ人間がその感情を想像することで生まれる愛おしさ」みたいなものは存在しなくなる、かな。