他のシーンも出てきますが、本作はほぼバスの中で物語が進行してきます。そこの設定をうまく活かせれば良かったのに、と残念でなりません。
簡単なあらすじですが、組織から金とコカインを盗んだ主人王は、腹部に銃弾を受けながらも命からがら逃げ出し、長距離バスに乗り込む。
組織の女ボスは、主人公の仲間たちを捕まえ、次々と殺していく。
女ボスの追手が迫る中、けがにより出血多量で意識が朦朧としていく中、主人公は、藁をもすがる思いで疎遠になっていた父親に助けを求めるが、というのが大まかな流れです。
もうちょっとスリリングな展開があり、大どんでん返し的なものがあれば評価も異なっていたと思うのですが、一度観れば良いレベルでした。
ケヴィン・ベーコンが主人公ととある関係のある役で出演していますが、正直なところいてもいなくても大して内容に影響しないのでは?というのも評価を良くできなかったところです。
邦題もワイルド・ロードではなく、原題のままの方が絶対に良かったです。そのイメージで観てしまうと、肩透かしを食らうので。