鹿shika

テリファー 終わらない惨劇の鹿shikaのレビュー・感想・評価

3.2
ハロウィンの日、安っぽいピエロの風貌をした、奇妙な殺人鬼が、ダイナーで残虐な殺人事件を起こし、逮捕された。何年か経ち、テリファーはシリアルキラーとして名を馳せていた。今年のハロウィンには弟がテリファーの衣装を製作していた。
しかしその弟と主人公の姉は、ハロウィン間近に、悍ましい幻覚や夢を見るように、、

まずテリファーが好きなので、続編が出ると言うことに歓喜していた。
ピエロのホラー映画を何作も見てきたが、テリファーのビジュが一番怖いよな?

前作は80分程度だったが、今作は120分を越えると、、
越えれるのか?と親目線で心配しながら見に行ったのだが、
ストーリーがしっかりとあってだな。
しかし支離滅裂すぎて、同じくテリファーが好きな友達と言ったんだが、終わった後に2人で笑ってしまった。

テリファーが、あの姉妹に固執した理由はなんだったんだ?
パパは結局何者だったんだ?あの剣は何!?
伏線っぽいものを散りばめて散りばめて、放置したまま終わったなあ〜
B級映画にストーリーなんてものは求めてないのになあ〜
まあ楽しめたからAll OKなのだがな。

しかしテリファーの、クレイジーさはやはりどの殺人キャラよりも一歩上をいってるよな。
最初、ニッコニコでふざけて笑わせようとする、それがとにかく怖い。
例えばそれは、公共の場で奇妙なことをしている人と目を合わせないように、見て見ぬ振りをするような恐怖なのだ。
先日、グリーンダカラのペットボトルを頭に乗せているおじいちゃんが居たが、満員電車だったのに、その左右の席は空いていた。そして見て欲しそうにキョロキョロしていた。

テリファーから溢れ出す恐怖感は、かまちょの様にアピールしてくるところが、大きな要素なのではないかと思う。
もし目が合ったら、100%巻き込まれるのが確実だからだ。

さて、グロさの話だが、キャッチコピーに「全米が吐いた、失神した!?」と書いている。
それは確かにそうだった。最高にグロかった。
私が見た映画館でも、体勢がないのか、途中退室している人も居た。
グロいし、痛そうだし、何より、一番テリファーに対して偏見もなく優しく接してくれていた子が一番グロく痛めつけられていて、、
しかし、前作でも思ったが、「それでまだ生きてるんか笑」と思ってしまう。
他の映画だったら即死レベルのことをされているのに、なんで生きてんねん!
頭を開かれて、なんで喋れんねん!

とにかく続編があるなら、支離滅裂でも見るから、ぜひ作って下さい。
こちらからは以上です。
鹿shika

鹿shika