‶助けが来るまで ひたすら待つか 己の手で 自由をつかみ取るか”
黒人にとっての真の自由とは何かを問う、実話ベースの壮絶なるドラマ。
逃亡者ウィル・スミス
追跡者ベン・フォスター
事前にキャストを知らなかったら、主人公がウィル・スミスだとしばらく気付かなかったかも。それだけウィル・スミスが役に成りきっている。
セリフもそれほど多くなく、ただ自由を求め、そして家族の元へ帰るためにもがき、あがく男を熱演。ラッパーがいつの間にか立派な役者になってました。
ベン・フォスター演じる男の無慈悲さも印象的だった。
後半のあの展開に、あそこまで尺を使うべきなのかがちょっと疑問だったけれど、総合的には大変見応えのある作品だった。
未だに根強い黒人差別。本当になくなる日はやって来るのだろうか。