まめだいふく

自由への道のまめだいふくのレビュー・感想・評価

自由への道(2022年製作の映画)
3.0
  ‶助けが来るまで ひたすら待つか 己の手で 自由をつかみ取るか”

 黒人にとっての真の自由とは何かを問う、実話ベースの壮絶なるドラマ。

 逃亡者ウィル・スミス
 追跡者ベン・フォスター

 事前にキャストを知らなかったら、主人公がウィル・スミスだとしばらく気付かなかったかも。それだけウィル・スミスが役に成りきっている。
 セリフもそれほど多くなく、ただ自由を求め、そして家族の元へ帰るためにもがき、あがく男を熱演。ラッパーがいつの間にか立派な役者になってました。
 ベン・フォスター演じる男の無慈悲さも印象的だった。

 後半のあの展開に、あそこまで尺を使うべきなのかがちょっと疑問だったけれど、総合的には大変見応えのある作品だった。

 未だに根強い黒人差別。本当になくなる日はやって来るのだろうか。
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