このレビューはネタバレを含みます
シリーズを音楽から振り返るドキュメンタリー。
印象的なメロディーの「ジェームズ・ボンドのテーマ」の誕生秘話、各作品の主題歌が誕生した経緯や歌手へのインタビューなど、見応え十分。
この類のドキュメントって前から時々あるけど、この作品で特にいいと思ったのは、様々な事情で実現しなかったことに対して、語られている事。
「スペクター」では、レディオヘッドが最有力だったことを監督のサム・メンデスが言及しているし、「慰めの報酬」ではエイミー・ワインハウスが最有力だったが、実際に会った後「彼女はとても仕事ができる状態ではなかった」とプロデューサーのバーバラ・ブロッコリが、目に光る物を浮かべながら語っていたのは、印象的だった。