にびさびの巣の千里のネタバレレビュー・内容・結末

トレイラーに惹かれ、池袋シネマ・ロサにて「春の結晶」との同時上映特別企画「ふたりのまち」として鑑賞。家族と離れての生活に慣れると、家族と連絡を取りたくない時期や、それによって居場所が無いと感じる時期って自分にもあったなと、思い出した。

家族と会うことを面倒に思ってしまったり、いつまで経っても彼女を家族に紹介しなかったり。嫌なことや面倒なことからなんだかんだ口実をつけて逃げてるだけなんだけど、そういうダメだった時期って自分にも心当たりがあったりするので、自分に返ってくる映画だった。

彼女に別れを告げられ、姉の起点で嫌々亡くなった祖母の実家を掃除しに行き、友達にはっきりと物申され、ようやく少し自分の気持ちや家族と向き合えるようになる。理にかなってはいるのだけど、昔の自分を見ているようでちょっと恥ずかしくもあった。