千里

蛇の道の千里のネタバレレビュー・内容・結末

蛇の道(2024年製作の映画)
3.4

このレビューはネタバレを含みます

黒沢清監督による1998年公開作「蛇の道」のセルフリメイク版。舞台が日本からフランスに変わっていたり、一部登場人物の役割が変わっていたりはするが、雰囲気は舞台以外はそのままといった良リメイク作。日本版より難解さは消え、不気味さは薄れた感じ。終盤の物語展開の衝撃度は旧作の方が凄かったとは思うが、全体的なテンポ感等は本作の方が観易くて良かった。とはいえラストの青木宗高さんの目は怖い...。あと旧作のプログラミングの少女の役割が西島秀俊さんになっていたけど、旧作のパラレルワールド説が難解すぎたのかそこは取っ払われて精神面の話になっていたのが何より観易くなっていた最大の変更点だったとは思う。
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