このレビューはネタバレを含みます
コンプライアンス無視のブラック企業の実習生キム・ソヒさんの自殺までを描く前半とオ・ユジン刑事の追跡調査を描く後半で話が転調する。
自殺を決意したシーンの光を使った演出が初見では意味不明だった。
終始、話は重くて、どの行政機関も当事者意識がないという行き詰まり感から、ラストは救い、希望のない絶望的な終わり方で、エンタメ映画として楽しめず、感情の持って行き場に困ってしまった。
深いテーマの社会派の映画であり、仕事帰りの残業で疲れている時はあまり観ない方が良いかと思います。
今の日本企業ではあり得ない話しだと思いたいのですが、私自身の過去の上司の自死、残業代のやりがい搾取の仕事を思い出し、個人的には観ていて非常に辛くなりました。
🇰🇷労働問題について考えさせられメインの二人の名演技に感心しましたが、期待していたほど心が動かなかったこと、最後の救いのないエンディング、個人的には私には辛すぎたことから3点にします。