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同じ下着を着るふたりの女のeigajikouのレビュー・感想・評価

同じ下着を着るふたりの女(2021年製作の映画)
3.5
フィルメックスコンペ作品

キム・セイン監督長編第1作。
Q&Aで監督は自分は口下手と言っていたけどクレバーで自分の考えをしっかり話せる人だ。
今後の活躍に期待したいです。

監督の映画作家としての才能を感じる力作ですが140分の尺は長すぎると思う。半分くらいにしたらよかったと思う。
自分は母親であり娘でもあるので中々キツイ鑑賞だった。(母親の暴力が激しいシーンで退席した人いました。親からの暴力のトラウマ抱えている人は見ない方がいいです。それから場内から笑いが起こっていたシーンは私はここ笑うところ?と思った。笑い声は男性のものと感じましたが、笑った人はダンカン似の再婚相手と同じ感性していると想像できヤバいのでは?妻帯者なら愛想つかされないように要注意ではないかな)
自分と母との関係性は良かったとは思えないのだが(長女なのでかなり親の考えに縛られ我慢させられた。今も長距離介護が続いている)結局現在も認知症を患う彼女の世話から解放されない。自分の子育てでは母との関係性での問題点を娘との関係で繰り返さないように注意できたことは良かったと思う。悪循環は気づいた者がどこかで断ち切らないと終わらない。
長尺で内容的にもかなり疲れてしまったので個人的な評価点は低くなってしまいました。
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