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同じ下着を着るふたりの女のkのレビュー・感想・評価

同じ下着を着るふたりの女(2021年製作の映画)
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たまたま公開初日に観に行ったら、監督のキム・セインさんが日本にいらしてて上映後Q&Aやサイン会をされて、私はイベントを知らずに行ったのですごい興奮してしまった!!!!サインいただけて、お話もできて嬉しかった!!!!

内容は自分と自分の前の母と(縁を切ってる)重なるところが多くてかなりしんどかった
この作品みたいに母と2人暮らしなんてした事ないし、この作品でもその背景については触れないし、こんなの家がセーフスペースじゃないし自分の居場所が見つけられなくてしんどすぎると思った

しんどいけど、なんかほぼ分かるって感覚

これからは仲良くしましょ、私も再婚したら一緒に暮らさなくなるんだしとか
なんかこうやって直接的な連絡とか大事なことは一切言わない言い回しめちゃくちゃ性格悪いと思う
まず、仲良くしましょじゃなくて謝罪しろ、だし、再婚とか一緒に暮らさないだとかそう言う大事なことは先に言えよって
(全く話違うけど職場の社長の話し方がほんとこれで、まじ腹立つ)

上映後、キム・セイン監督が母と娘をテーマにした理由のうちの1つが田房永子さんの作品(多分母と娘の毒親関係の作品)が韓国で訳されて売ってて、自分だけじゃないんだと思ったからと言っていた

作品自体は監督の実体験ではないらしい

明日は母の日にちなんで日本では前日の今日公開と言ってたけど、毒親のものが公開なのはなんかわたし的には凄く助かる……
だって母の日の親子関係が美しいみたいな広告の圧ずっとしんどいから

私は前の母がトラウマだし嫌いだし、一生関わりたくないから
今後亡くなった連絡とかもいらないし、葬式も行かないと思う
むしろ安心すると思う
未だにたまにストーキングされるので
って言うと友達とかから生みの親なのに、とか言われたりしてどんな呪いの言葉だよって思ったことある
生みの親だから愛さなきゃいけない?だったら産んでくれない方が良かったってわたし中学生の時から言ってた今も思う

結構露骨にこの作品は母が暴言を吐いたり殴ったりするのでトラウマある人注意です

ほんとにしんどいけど、私はこのしんどさ私だけじゃなかったんだって気持ちになれたし
とってもしんどい母の日の前日こんな作品を公開してくれてありがとうって思う
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