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ソウルに帰るのoのレビュー・感想・評価

ソウルに帰る(2022年製作の映画)
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申し訳ないけど、予告編を超えてこなかった。

主人公のフレディが誰かに好かれようとしていないのがすごくいい。恋愛と性行為に対して自然と自己決定権を行使してる。
韓国に来たのもあくまでアクシデントというのもよかった。養子が見覚えのない血縁の親に会ったり執着したりするのにいざ会ってみるとリアクションに困る感じもちゃんと伝わってくる。
が、中盤で息切れしたのか、後半の展開は飛ばしすぎ。フランスの育て親との関係も端折りすぎ。せっかく築いたと思われる関係性も自分勝手にぶっちぎりすぎ(そうすることを彼女が選んでも構わないけど)。結果的に選んだ仕事も個人的に全然賛同できない。

理解や共感を得ようとする必要は全然ないけど、構成に難ありと思った。音楽は効果的に生かせそうだったけど、あくまでノリ重視な印象。
なんか彼女のこと苦手だなーと思ってわかったのは、この人、人にありがとうってほとんど言わないんですよね。感謝は強要するもんじゃないけど、いろんな人の善意にふれてるのに、感謝の言葉や態度が出てこない人が自分は苦手。
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