oさんの映画レビュー・感想・評価

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大きな家(2024年製作の映画)

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家族のようだけど、家族じゃない。
実家じゃないけど、実家みたいな場所。
そこに住む子どもたちの声を通じて、児童養護施設という共同体の姿が見えてくる。
スタートからそうなんだけど、彼彼女らを大切にしたい
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ザ・バイクライダーズ(2023年製作の映画)

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70年代前後を舞台にバイク文化をジェフ・ニコルズが撮るなんて意外……!と思ったけど、見れば納得、ジェフ・ニコルズの映画だった。
『エルヴィス』でその魅力を遺憾なく発揮していたオースティン・バトラー、ど
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グラディエーターII 英雄を呼ぶ声(2024年製作の映画)

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前作は復習しないで鑑賞。
ポール・メスカルがこういう大作に出るようになるなんて、それだけで感慨深い。
前半はややまったり進行でちょいうつらうつらしつつ、コロセウムに着いたくらいでシャキッとしてきた。
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桐島、部活やめるってよ(2012年製作の映画)

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久しぶりに鑑賞。公開から12年も経つことに驚きながら、たしかにその当時はまだよく聞いたスクールカーストを如実に感じられて、時代性を捉えてると思った。
カメラの視点を登場人物ごとに変えて特定の数日間を繰
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カラマリ・ユニオン(1985年製作の映画)

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どこかジャームッシュ的雰囲気を感じるのはモノクロでオフビートだからかな。
カウリスマキの静かな中にあるユーモアはまだ控えめな印象。

十一人の賊軍(2024年製作の映画)

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山田孝之の往生際の悪さ、仲野太賀の真っ直ぐなひたむきさ、阿部サダヲの手練れな家老っぷり、そしてあの爺さんを演じた本山力の殺陣がよかった。
その他、軽妙な尾上右近、安定感ある岡山天音、二枚目なだけじゃな
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五香宮の猫(2024年製作の映画)

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五香宮を舞台に、野良猫とそこに住む人たちの共生について考えさせられるドキュメンタリー。
想田監督らしく観察映画ながら、ワイズマンのように全く話さないわけじゃなくて、必要なコミュニケーションを取りつつ撮
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ロード・トゥ・パーディション(2002年製作の映画)

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徹底して少年マイケル視点の物語となっていて、遠近やフレーミングなど見事なカメラワークがストーリテリングに貢献、トム・ハンクス、ダニエル・クレイグ、ジュード・ロウ、そしてポール・ニューマンという確かな役>>続きを読む

白鍵と黒鍵の間に(2023年製作の映画)

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本物のクリスタル・ケイ、松丸契を起用してこれはちょっとキツかった。

リバー、流れないでよ(2023年製作の映画)

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ループもののパターンとしてはめずらしい気がするけど、乗り切れず。

ヒューマン・ボイス(2020年製作の映画)

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アルモドバルらしいインテリアが光っているけど、短編ゆえに物足りない。

クレイジー・ママ(1975年製作の映画)

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これくらいゆるい映画が今の世の中にも必要だと思うの。
ゆるいと言いつつ、なんだか気合いの入ってるシーンもあってほどよい。

ラスト・オブ・モヒカン(1992年製作の映画)

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植民地戦争なんて悪いことしかない、英仏の争いに現地のモヒカンたちが巻き込まれ、対立させられたことに激しい憤りを覚える。

蜘蛛の瞳/修羅の狼 蜘蛛の瞳(1998年製作の映画)

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久しぶりに見返し。
大杉漣がサンルーフから乗り出して哀川翔に語りかける横移動撮影シーンは何度見ても最高。
そしてこの映画におけるダンカンの侘しさもいい。

蛇の道(1998年製作の映画)

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久しぶりに見返し。
やっぱりリメイクより断然いい。

秋立ちぬ(1960年製作の映画)

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ヒデオとジュンコという兄妹のような少年少女を通じて、大人のろくでもない社会を白日の下にさらす。
ラストカットのなんともいえないもどかしさがビター。少年はちょっと大人になった(と言うよりならざるをえない
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HAPPYEND(2024年製作の映画)

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現代的な雰囲気作りが心地よかった。ベタベタ、コテコテな大作日本映画にはない抜けのよさ。
音楽、撮影、ノリ、ダイバーシティ、すべてが今の自分の感覚とフィーリングが合ったのがよかった。どこか香港映画や台湾
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シビル・ウォー アメリカ最後の日(2024年製作の映画)

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アメリカの分断を描きたいのはわかるものの、終わり方含めてどこに向かいたいのかわからず。

インソムニア(2002年製作の映画)

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ひたすら焦燥していくアル・パチーノ、まっすぐ見つめ核心に迫るヒラリー・スワンク、めずらしくグレーな存在感を放つロビン・ウィリアムズ、メイン3人のアンサンブルが実にいい。

Cloud クラウド(2024年製作の映画)

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転売ヤーのリアリティのなさというか、あんな穴だらけだからこうなっちゃうというか。まぁ、うまくやれない人の話だからと思えば納得。
各登場人物の演技は面白く見た。荒川良々はもっとこういう役が見たい(小日向
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サマーフィルムにのって(2020年製作の映画)

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夏らしい青春学園をただの甘酸っぱい清純ラブストーリーにしない変化球もので面白かった。時代劇好きという設定が渋くてよかった。
表情豊かな伊藤万理華の魅力はもちろんのこと、今や引っ張りだこの河合優実、何気
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シュリ デジタル・リマスター(1999年製作の映画)

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『オールド・ボーイ』前、チェ・ミンシクのセクシーさがだだ漏れ。
話はストレートでひねりはないものの、テンポよく勢いで最後まで見させる。

オキナワより愛をこめて(2023年製作の映画)

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石川真生さんの写真はオペラシティの展覧会で見ていたので、真生さんのことがもっと知りたくて映画館へ。
彼女の撮った写真の被写体が魅力的なのは、同じように暮らしていた沖縄の女性や黒人米兵が友達や彼氏だった
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ヒューマン・ポジション(2022年製作の映画)

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固定カメラ、静かにやや間延びした画面が眠気を誘う。
雰囲気はセンスよく、レズビアンカップルの生活を淡々と捉えているところに価値はあるものの、今の自分には少々物足りなかった。

ボストン1947(2023年製作の映画)

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実話ベースの映画らしく手堅くストレートな作りで素直に胸を打つ。
ハ・ジョンウ、イム・シワン、ペ・ソンウの息のあったアンサンブルが素晴らしく、パク・ウンビンはウ・ヨンウっぽいルックスに仕立てられつつ、出
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ナミビアの砂漠(2024年製作の映画)

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躁鬱の人の映画なんだったら最初からそう言ってほしかった。家庭環境が貧困からスタートするとキツいのはいつの時代も変わらないなぁと(苦労の質は人それぞれなんだけど)。
生活のリアリティを追求したのかもしれ
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エイリアン:ロムルス(2024年製作の映画)

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特に刺さらず。あれだけエイリアンがいたら死なないとおかしい気が、なんてこと言ってたら映画にならない?

きみの色(2024年製作の映画)

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山田尚子✕吉田玲子らしい箱庭映画。鑑賞後、繊細で壊れそうな学生たちにそっと寄り添うシスター日吉子のような気持ちに。
主演3人の生い立ちや今の境遇は三者三様、動機づけや理由づけは弱いけれど、彼彼女らの気
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その男、凶暴につき(1989年製作の映画)

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リマスターでは初鑑賞。
初監督作から社会システムの中で役割に徹する人間を描こうとしてるのは変わらなくて、過剰な暴力性と真顔で笑ってる感じがまさに北野武。
半人前の新人にちゃんと目をかけてあげてる感じが
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シャブ極道(1996年製作の映画)

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しゃぶしゃぶしゃぶの役所広司は言わずもがな、渡辺正行の役者っぷりがお見事。164分の長さも気にならないドラッギーな映画。いつかリマスターしてほしい。

ラストマイル(2024年製作の映画)

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2024物流問題を感じさせる政府広報的な仕上がり。アマゾンを思わせるショッピングサイトの肥大化した権力と物流の多重下請け構造はリアルながら、安さと早さを求める消費者批判まで踏み込まないのは惜しいと思っ>>続きを読む

ミステリアス・スキン 謎めいた肌(2005年製作の映画)

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幼少期の性被害が人生に与える影響を考える上で示唆に富む作品。
若々しいジョセフ・ゴードン=レヴィットのフレッシュな魅力が爆発していて、美しさと痛ましさが同居してた。
記憶は美化されたり変換されたりして
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