劇場にて字幕版で視聴。
ん～、色々と惜しいなと思ってしまう作品だった。ターミネーター＋チャイルドプレイのような内容なのだが色々アイデアを活かせそうであるのに、ちょっと驚きを感じる部分が少なかった。まず人の顔を診断して体調等がわかるようだったが、それを活かして心を読んで罠を看過するとかはどうか。またせっかく金属製の骨格なのだから銃が効かないなども欲しかった。次作がすでに決定しているとの事なので続編で期待したいところだ。
ミーガンの考え方のロジックはなかなか面白かった。主人に対し障害となる要素に対して排除を試みていった結果、殺人人形となってしまったという事を丁寧に描かれていたと思う。主人公の開発者と姪の関係も、突如として保護対象となる関係になってしまった事から生じる確執が問題であり、現代の人間関係の問題をAIを通して見ることで警鐘を鳴らしていたように思う。
ホラーとして見るとかなり控えめな演出に加えて、面白そうな場面を予告で見せすぎだったのが不満が残る。ホラーにおいていかに斬新なアイデアで驚かせるかは作品のキモであり、それをタメも何もない予告で見せるのは愚策だろう。
近い未来に起こりうるかもしれない面白い題材なのでホラーがちょっと苦手な人にもオススメしたい。
