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カルメン in Cinemaのロアーのレビュー・感想・評価

カルメン in Cinema(2022年製作の映画)
4.2
昨年、Kバレエカンパニーの劇場上映は今後全部観に行こうと決めたので、今回の「カルメン」ももちろん観に行ってきました。

そもそも「カルメン」のストーリーをお初に知りました。私が知ってる「カルメン」ってマシュボの「カーマン」だけだったから、もはや別物。つまり本当の「カルメン」は、まじめ一貫だった男が一度恋に狂うと、こんなヤバいことになるから気をつけて!って話でOK?

カルメン役の日髙世菜さんは去年から数回観ていて、今回も素人目にも安定の技術力。「♪ハバネラ」のチャラッチャッチャ!(ラレッミッファ!)のところで大開脚してたのがすごかった。開脚して上半身は地面につけているので、ガバッ!ベタッ!
ガバッ!ベタッ!です!!!
その後、ず〜っと片足だけでステップを踏んでいたのもすごかった。観ているだけで足が攣る。

今回は男を魅了する女のお話なので全体的に振り付けもセクスィー。この世界に登場する男たちは、みんなお胸より脚フェチのようです(おい)。
男たちを足で踏み、お尻で踏み・・・いい女だけが許される振り付け。

捕えられたカルメンと警備隊のホセが、縄で繋がれるながら踊るシーンも素晴らしかった。ちょっとでも間違えたらたちまち絡まってしまいそうで、見た目にも面白いし本当にすごい。

栗山さんは「くるみ割り人形」で観たとき、ナチュラルに王子様顔で天然王子様だな〜と思ったから、今回まさかのマタドール役でびっくりしました。王子様からラテン系の色男に!髭と眉毛ともみあげ効果大事ですね。牛の角~って感じのピッ!とした振り付けのところ好き。あと、Kバレエの衣装っていつもめちゃくちゃ豪華だけれど、今回はマタドールが誰よりも豪華な衣装でキラッキラしてた。栗山さん、足が長くてほどよく細くてスタイル最高だから、あーゆー西洋的な衣装もすごくよく似合ってました。
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