ロアー

映画 マイホームヒーローのロアーのレビュー・感想・評価

映画 マイホームヒーロー(2024年製作の映画)
3.6
"映画で完結"とは言いつつ、映画自体は7年後のお話なので、一旦ドラマはドラマであれで終わりとしても良くて、ただラストにちょこっと不穏を漂わせてた部分の続きをもっと観たい人は映画も観れば良いよ、という中々良心的な作りだった。映画まで絶対に観ないとすっきり終われない感じではなくて良き。

普通に面白かったけど、ドラマのように哲雄のミステリー小説好きとしての知識が冴え渡る要素はだいぶ薄くて(ほぼなくて)、画面が派手になる方向にストーリーが展開してたのはちょっと物足りなかったかも。ハラハラする展開がなくて、全てが想定の範囲内。劇場版なので仕方ないことだけど...

ただ、半グレ集団のボスであるツダケンは面白かった。
「ツダケンがやり過ぎてて引いた」という感想も見たしそれも最もで、確かに私もやり過だと思って観てたけど、あれは割と仕方ないと思う。
だって、ドラマの敵役だった麻取があんな癖強キャラだったでしょ?で、映画の敵役である志野は、麻取のボスでもあるから更に上を行くキャラでないといけない訳でしょ?

志野って実際、何がそんなにヤバい奴なのか映画で全然披露されてないし、ブレーン担当というある意味地味な立場では、実践担当の窪みたいにわかりやすいヤバさも出せない.....で、ああいうタイプの癖強キャラになったのかな?と想像して謎の擁護。やり過ぎ具合を楽しんで観ると、あれはあれで案外楽しかった。シャボン玉を吹くツダケン、ヒーロー人形をくわえてるツダケン、なんかそれだけで面白い。

MEMO---
・齋藤飛鳥があまりに小顔過ぎる〜!!子役の男の子よりも顔が小さくて脳がバグった
・顔の良い男子がまた増えた。テレビや映画に出ている今時の男の子って、みんな本当にきれい&かわいいお顔をしてて羨ましい
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