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To Leslie トゥ・レスリーのSoulFoodKitchenのレビュー・感想・評価

To Leslie トゥ・レスリー(2022年製作の映画)
4.0

コレは王道の再生物語や。
舞台はアメリカ、テキサス州🌵
冒頭のフレディ・キングの「ゴーイング・ダウン」がカッコエエねん。
映画に描かれるのは南部のカントリーソングの世界そのもので、酒に溺れた愛すべきロクでなしの話。
ココでは落ちていくのはシングルマザーのレスリーや。
彼女は宝くじで当てた19万ドルを酒で飲み干した。
街の人間はブルーカラーで仕事が終わったら、みんなで地元のバーに繰り出すカントリーミュージックが好きな典型的な保守的テキサス人。
レスリーの息子は近くの都会に出て黒人とルームシェアして、酒は飲まないけどマリファナを楽しむ今どきの若者。
で、レスリーを助けるのはスウィーニーとロイヤルと言う地元の人間とは少し毛色の違う二人やねんな。
スウィーニーは他所から流れ着いたバツイチでエエ意味の中道タイプや。
ロイヤルは地元育ちやけど、ネイティブ・アメリカンで昔はLSDもやってて、今は日常的に瞑想してる、彼の生きてる次元はスピリチュアルな世界で、物質的な幸せより精神的な充足を求めるタイプやろ。
レスリーが覗き見る、ロイヤルの月夜のダンスは辛い現実に吹き抜ける風の様に現実を忘れさすには充分で、神秘的で幻想的で希望の光に照らされた身体は美しい🌜
レスリーは、そんな彼等の生き方に感化されたんやろ💕

そんな、アメリカ社会の構図が見て取れるのも面白い🇺🇸
エエ意味でも悪い意味でも人間関係が濃厚なテキサスみたいな田舎やから成り立つ話やな💐
砂漠の中のモーテルとか、お馴染みの南部の風景が郷愁を誘う・・・🌵

素直に感動したいアメリカ映画が好きな人にはオススメです😻
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