このレビューはネタバレを含みます
アリソン・ジャネイが好きで見た。演技うまくて見入った、
でも、依存症を舐めてんじゃねえと思ってしまった
彼らは根本的にそうなる原因を元から抱えている。身の丈に合わない成功から転落すると、その落差がきっかけになって依存症に陥る。
ガチで克服し続けようと決意する人は、自分の根っこにある欠落感と向き合って絶望してから、自分には助けが必要なことを理解する。ここで人生初の凄まじい恐怖に襲われる。これが描かれてない。そして、自分の人生の棚卸し作業をしなきゃならないタイミングが来る。その後、自分が加害者としてやってしまった酷いことへの、将来永続的に続く埋め合わせと、死ぬまでずっと、アルコールを断ち続けると毎秒決断する人生を選ぶことになる。
その苦しい苦しい道を選ぶと決断して行動に移すのは、自発的でないと続かない。この映画では全て他人がお膳立てしている。これはまたすぐスリップする流れだよと思って見ていた。レスリーはフラスクを取って自分が誘惑に勝てるか試したけど、ダイナーをやっていれば、あの誘惑が毎日ずっと色んなタイミングで外部からやってくる。
アリソン・ジャネイが出ていた昔のTVシリーズ「ザ・ホワイトハウス」の、大統領主席補佐官のレオも、アルコール依存症で苦しんでいた。そっちの描写の生々しさを思い出してしまった。