映画って良いですよね。の言葉が全て。映画愛に溢れた映画。
軽快で、伏線も演出も分かりやすく、(良い意味で)とても観やすかった。
じわじわくるノリも個人的には好み、あと藤原さくらさんと日高七海さんの掛け合いがファミジワすぎて私得すぎた。
佐藤さんとお母さんを通して物語の中に軽やかに織り交ぜられる人生観が良い。他人を完全に理解することなんてできないし、(映画に限らず)好きなものごとと、それを楽しめる気持ちの余裕が生きる原動力なのよなあと。
本筋含む映画全体の感覚としては、序盤では公園の水を下向いて飲んでいた近藤さんが、最後にはペットボトルを上向いて飲んでいて、同じように観る側も、すっきりした、そしてじんわりあったかい読後感(映画だとなんて言えばいいんだろう?)があった。
映画を観終わるといつも思う、なるべく月に2回ぐらいは、なるべく映画館で観たいなあ。