勝沼悠

カンフースタントマン 龍虎武師の勝沼悠のレビュー・感想・評価

3.8
 香港映画のスタントマン達の証言からその歴史を振り返る。

 香港アクションの始まりは本土から逃れてきた京劇界だったとは驚いた。そこにブルース・リーという革命者が現れ、彼の死後も業界は成長し円熟期を迎えていく。
 じょじょにアクションは複雑にスタントは過激になっていくが、90年代以降に香港アクション映画が衰退したのはそういったアクションの過激化でも政治的な問題でもなく、地価が上がり過ぎて撮影場所を確保できなくなったことが大きいというのは意外だった。
 豊富な証言とアクションシーンを見るだけでお腹いっぱいになれる。けっこう別人がスタントしてたんですねぇ。。。
 すごい面々の証言が聞ける中、ジャッキー・チェンとユン・ピョウが出てこないのが気になった。
勝沼悠

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