会話劇なので、元が戯曲かなと思ったら、映画オリジナルなんですね。
どんなに良い脚本や俳優を使おうと、その魅力を最大限に引き出すのは演出家。
思い知らされました。
イヴの正体が解るまで、画面を支配してるのは、ベティ・デイヴィスです。
イヴの芝居は全く変わらないのに、ベティ・デイヴィスの演技を通して、イヴの印象が変わっていくんです。
実力主義の世界ですが、意図的に人を陥れればキャラの印象が悪くなります。
でも不思議とイヴもベティ・デイヴィスも他のキャラも憎めない。
それは、この世界の人達が特殊なんだという説得力が自然に刷り込まれているからなんです。
超絶ですね。素晴らし過ぎる。