イヴの総ての作品情報・感想・評価

「イヴの総て」に投稿された感想・評価

このレビューはネタバレを含みます

ストーリーを読んだ時、絶対に俺が好きな映画だと思った。根暗なので(笑)。

大女優に取り入ってのし上がっていくイブ。
なんかもうすげぇドロドロした女の世界だけど、時にはこんな貪欲さも必要なのかなぁ……。

やっぱり悪女には勧善懲悪を期待してしまうけどこの映画はそれは無し。

ヒステリックだったマーゴが考えを改めるところがすごく好きになった。

マリリンモンローは初見だったけど彼女の作品をもっと観たい。
主人公イヴが先輩女優マーゴを押し退けて、演劇界のスター女優にのしあがっていく物語です。当然、競争の厳しい世界です。女同士のドロドロとした部分も描写はされてます。イヴは過去を偽り、先輩マーゴを踏み台にしてスターの道を切り開くわけです。個人的に面白いと感じたのはマーゴの付き人をしていたイヴが大変良く気が付く女性であったことです。松下幸之助翁のお言葉ですが、「細かいことをイチイチ言うなと?とんでもない!小さなことに気が付けない者に大きな仕事ができるわけがおまへん。」イヴの気が付く部分は観察力の鋭さがあってこそ。彼女が人生を切り開くのは当たり前と考えたりしました。しかし、スターになると若手に対しての声のトーンが変わったりしてました。如何にも栄枯盛衰のある芸能界て感じで、見応えある作品でしたよ☆
すいか

すいかの感想・評価

4.0
モンローちょい役だけれど、目を惹くしイブがモンロー自身のようだった。スターダムを駆け上がるのはこういう人なのかな。エビータとかも思い出した。
入れ子式になっているストーリーが好きなのもあるけれど、とても良かった
miyu

miyuの感想・評価

4.3
面白い。。。
クラシックな映画を今、少しずつ見てるんですが、コレ 正直、今見ても、まぢ、わかる、わかる、わかる…
みたいな映画なんですょ!

しかも、女子が見たら、このいやらしさとか、この抜け目無さとか…
男性が見るよりも、より、不快な感じを受け…
あーぁ、こんなオンナ ホントにいるよね〜
うん、うん…みたいな気持ちになるんですゎ😅💦
でも、正直、そのいやらしさもありですゎ。。。
自分の野心を形にするためには、全然ありだと思う✨
いや、批難めいた事言ったけど、ワタシ自身にも、そんないやらしさ あるなぁ…
って思ったりもした…
イブ(アン バクスター)みたいに、出来ないもどかしさはあるけどね〜💦

70年近くの前の時代なのに
今の世の中と、たいして変わりがない…
ヒトの感情…ってものは

男と女の関係
そして
女と女の関係

愛情、友情、嫉妬…
そんなシンプルな感情は今も昔も変わらないわけで
自分が高みに上がりたいが為に、人を利用する…って 事も変わらないわけで…

登場人物の中じゃ、マーゴ(ベティ デイヴィス)が一番好き🌸

☆マリリン モンロー ちょい役だけど、すぐにわかったゎ。。。
yayuyo

yayuyoの感想・評価

4.5
演劇界を舞台に、無名の女優がスターへとのし上がっていく様を描いた作品。
マーゴ役のベティ・デイヴィスをはじめとした出演者たちの演技、脚本、全てが素晴らしい!さすがアカデミー作品賞を受賞しただけあります。

大女優マーゴの鼻に付く感じとイヴの謙虚で素直、気配り上手な面の対比が一転、イヴの本性が垣間見えてからは女の怖さを存分に発揮。
本当に嫌なタイプの人間だけど、得てして世の中成功するのはこういう人だったりする。誰しもが、思い返せば人生で1人くらいイヴの様なタイプの人間に出会った事があるはず。
だからこそ、見ていて「あるある!こんな奴いる!」って共感するポイントがあるし、話としてはすごく面白い。
ラストの、ぞっとする締め方も秀逸です。

ちなみに、マリリン・モンローがちょい役で出演してます。後のセクシーさはまだ控えめですが、溌剌としてチャーミング。やっぱり彼女はパッと目を惹きますね。
冒頭、薄幸の美少女として現れるアン・バクスターが本性を現してく過程が怖い。
こういうヤバい人間を出すとき、いきなりヤバさ100%で出すのではなく、だんだん「こいつヤバくね」と観客に悟らせる方がイイに決まってるのだが、そうした際、ヤバさの予兆をちまちま小出しにしていかんといけんわけで。この映画は、それが効いてる。

終演後のステージで、ベティデイヴィスの衣装を肩に当てて客にお辞儀をするマネをするバクスター。見られたことに気付き、まるで悪徳がばれたかのように慌てるのだが、ここら辺から違和感が・・・!

冒頭でジョージ・サンダースのナレーションを機に、回想スタートするのだが、彼の回想であったはずが、同時にベティ・デイヴィスやほかの登場人物のナレーションも入り、回想が共有されていて驚いた。
わざわざ、いったん現代に時制を戻す必要など無いっちゃ無い。無駄だしね。
おっもっしっろッ。
ベティデイビス演技うまッ。
駆け出しのマリリンモンローかわいッ。
こりゃほんと面白い。
haktou

haktouの感想・評価

4.5
セリフまわしが秀逸。大きな事件は起きないのに、イヴのミステリアスさと登場人物たちの葛藤とセリフの面白さだけで引っ張る。でも最後まで飽きなかったからすごい。イヴの本性見破れない男供に、マーゴたちが「女の子」「男の子」て言い方してたのがなんか印象的。大人だけどね、言いたい気持ち分かる
さすがオスカー6部門受賞作品は伊達じゃないなと。
特別なギミックは何もなし。誰かが傷つけられたり、死ぬような展開があるわけでもない。

とにかく登場人物の演技でグイグイ2時間20分の長尺を引っ張っていく。半世紀以上前の作品ならではのストレート勝負の作風に凄みを感じました。

オープニングの語り部で、登場人物の人間関係を描いていることで導入はすんなり。後は如何にしてイヴがそこまで登り詰めたかを丁寧に描く。
そしてラストでは、また唸るような展開が用意されていて、全編に渡り楽しませていただきました。

華やかなイメージがあるショービジネスの世界。その裏側では実力や人柄だけでは上がれない、ドロドロとした人間模様がある様をリアルに見せられましたね。

途中で本性をむき出しにするイヴの姿に、女性の表の顔と裏の顔を持つ恐ろしさを、まざまざと感じました。
モノクロだけどそれが逆にいいしとってもおもしろかった。
最後まで全く飽きませんでした!

マーゴがいいキャラしてた。
口喧嘩が笑える。よくそんな言い回しがぽいぽい出て来るなって感心しました。
口喧嘩って長いと退屈するより面白いもんだなって思いました。この映画だけかもしれないけれど。

最後の場面もモノクロならでは。
本当に面白い映画でした。
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