広い屋敷で誕生パーティーをやっているのになんでわざわざ階段で4人が会話しているんだろう?と思ったがなんとなく謎が解けた。有名なラストシーンもそうだが、とにかく細かい演出が素晴らしい。
マリリン・モンローが世間知らずで少しオツムが足りない新人女優役で出ていて、平凡な監督だとバカ丸出しの台詞を言わせるだけだが、マンキーウィッツは気の利いた、愛らしい台詞を彼女に与えている。
何回観ても新しい発見がある。まあ傑作ってのはそういうもんだろう。同じ年製作の『サンセット大通り』とどっちが好きか聞かれると本当に困ってしまう。