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イヴの総てのmarbo917のレビュー・感想・評価

イヴの総て(1950年製作の映画)
3.8
2024年42本目

前半はマーゴの中心の物語でイヴがマーゴに取りいる様になり半ば強引に代役を務め、後半は周りの男たちを手中に収め人気女優へとの仕上がる流れ。結構ドロドロしてるけど、松本人志の一件が話題になっている昨今。実際のショービズ界隈は今も変わらないってところなんでしょうか…。

見始めて気づいたのがアルモドバル監督の代表作“オール・アバウト・マイ・マザー”で雨の中、舞台女優のウマを雨の中出待ちをする主人公が付き人になり、やがて代役をするプロットと劇中に流れる映画が本作だった事を思い出しアルモドバルの本作への敬愛を感じました。
“オール…”ではマリサ・パレデス演じるウマ(スペイン語で煙の意)が煙草を吸う姿がとてもイカしており、本作のベティ・デイヴィスもそれに然りで、煙草以外にも目つきやしぐさ、そして衣装などなど…総てに痺れる一作でございました。
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