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イヴの総てのminceのレビュー・感想・評価

イヴの総て(1950年製作の映画)
4.5
劇場で出待ちをしている幸薄いファンを優越感から付き人にした大女優マーゴ。しかしその女イブがマーゴに尽す程、周りの賞賛や好意が移りゆく様はまるで姿見に何もかも吸い取られるよう「イブの総て」西宮10。素晴しい台詞回し。凄まじく面白かった。サイコパスに目的が無いのは1950年も同じ。2017年6月13日 何も知らずに観てよかった。マリリンモンローが端役で出ている。美しいと思ったが毎日のように彼女の写真や動画を誰しもがどこかで観ている現在にあってその評価が正しいのかは最近よくわからなくなってきた。毎日テレビでニコニコしているアナウンサや芸人に好意を持つようなものかもしれない。キム・カーンズの歌以外でベティ・ディビスを初めて意識して観た。役者も人生も良く言えば曲がり角、悪く言えば後は下り坂、英語ではターニングポイントな役を見事に演じきった。
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