ゆかち

イヴの総てのゆかちのレビュー・感想・評価

イヴの総て(1950年製作の映画)
5.0
第23回アカデミー賞作品賞。

したたかってまさしくこのことだと思う!!
憧れの大女優マーゴに会うことができ、自分の悲しい身の上話を聞かせ、マーゴの付き人となったイヴ。
彼女の計画は既に始まっていたという…。。話が進めば進むほど面白くなっていきます!
絶対に舞台にたつという野心が剥き出しになっていく過程がほんとに上手いし怖い。
新人なんだけど何か裏がありそうな目つきというか、まさに「したたか」という文字が似合うイヴ役のアン・バクスター。そして大御所のマーゴ役ベティ・デイヴィスも、貫禄たっぷりで落ち着きのある見事な大女優を演じています。

二人の関係を更に面白くするマーゴの恋人、劇作家とその妻。イヴに翻弄されることなくマーゴへの愛を貫いた恋人♡イヴへのスルー加減がめっちゃかっこいい。
どんな手を使ってでも上へ上へとのぼっていこうとするイヴがどうにか転落しないかなと思いながら見てしまう(笑)
ラストがね、また皮肉なかんじで面白いんですよ〜。こうやって大女優がうまれていくのか…って。

端役で出ているマリリン・モンローがめっちゃ可愛いのです♡すぐ分かる!!美!!!
ゆかち

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