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イヴの総てのしょしょしょのレビュー・感想・評価

イヴの総て(1950年製作の映画)
3.8
女優の栄枯盛衰を痛烈に描いた演劇の裏側の世界。
無名の新人がスターに駆け上がるサクセスストーリーでありながら華やかな側面では無く、野心にまみれた女優達の人間模様。

脚本家の重要性が伝わってくる構成。
誠実さと純粋さで自身を売り込みから周囲を踏み台にし女優のトップへかけ上がるためどんどん本性を表し変貌するリアルさ。栄光を掴んだイヴのもとに現れた少女の振る舞いが次なるイヴを暗示する見事なラスト。
なんと言っても数分の出演でありながら一際輝くダイヤのようなモンロー様。
まさに“未来のイヴ”そのもの。

2020.274
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