原作未読。シュールでカオスな展開の連続にどこへ連れてかれるのかと思いきや、そのままの自分をまるっと肯定してくれるような自己肯定感が上がる作品だった。多様性とか言いながら所謂普通から外れた人へのこうあるべきという上から目線の説教とか、理解も寄り添うこともせず有無を言わせず排除とか、人を傷つけ貶める言動を笑いとして消費することとか、ルッキズムとかへんてこ作品に見せかけて今皆が考えるべき問題提起が詰まってる。大きく何かが変わったり、解決したわけじゃないけど、君は何も悪くない、そう肯定し合えれば世の中もっと生きやすくなるのかな。
