FumitakeArano

チョコレートな人々のFumitakeAranoのレビュー・感想・評価

チョコレートな人々(2022年製作の映画)
3.8
障害をもっていても最低賃金を上回る給料を得ながら働ける場として歩みを続ける「久遠チョコレート」のドキュメンタリー。

聴覚障害の女児死亡事故の損害賠償額が、労働者全体の平均賃金よりも低く見積もられたという報道を耳にし、久遠チョコレートの取り組みはタイムリーなテーマだった。

ただ起業するだけでも様々な困難があるだろうに、障害を持った人々を雇用することは更に難しいことだろう。

しかし、スケボーでより難易度の高い技を成功させる選手がリスペクトされるように、より困難な条件で事業を行う久遠チョコレートはめっちゃクールです。

普段あまりチョコレートを食べない私ですが、鑑賞後に買ったテリーヌショコラはすごく美味しかった。
それだけで、いろいろなことが肯定された感じがする。
おいしいって大事だなと感じた。