このレビューはネタバレを含みます
友達の友達(つまり赤の他人)がこの映画を見て恐すぎてマッチングアプリ消したと聞いて、今アプリが当たり前になってきてるこの時代の女の子達に注意を促すような作りなのかなと思ってた。確かに運営側が裏で2人の会話を盗み見していたり、見た目だけで本当の素質は見えない部分だったりと簡単に人を信用しちゃいけないと教えてくれているようなメッセージ性を感じた。だけど映画の内容はそこを重視してるんじゃなく、出会いを通した事によって誰が主人公を苦しめようとしてるのか。
まずオープニングがとても良い。
#アプリ婚でインスタを検索している映像から始まり、スクロールしてもしても笑顔の幸せな夫婦の写真ばかり。そのまま視点が横に流れて映されたのは殺人犯によって残虐に殺された新婚夫婦の死体。私こういった演出が好きなんだけど幸せからの不幸への切り替わり方で一気に惹き込まれた。
殺人犯は誰なのかの前にマッチした佐久間君の登場シーン、映画館で吹きました。
だって待ち合わせで初めまして！ってなってるのに黒長靴履いて「僕は不幸の星で生まれたんだ…」は厨二病どころじゃない笑
その後も母親の行動に対して「僕より愛が深い」とか発言がいちいち面白い。
ちょっとだけ萎えたのが太鳳から貰った洋服がピンク色だった事。急にファン向けに感じて俳優として見てたのにSnowManがチラついちゃったんだよね。
あと太鳳が好きだった？先生との関係性が一切描かれてなくて先生が殺されても感情移入出来なかった。
金子ノブアキが怪しいのは最初からわかってたんだけどそこに不倫してた父が絡んでたりお母さんが捕まってたりと予想外な展開があって飽きなかったな。ツッコミどころはもちろんあるけど。
不倫母が叫びながらリスカしてるシーンがすごくリアルで見てられないくらいキツかった。
私は殺人犯太鳳だと思ってたんだけどまさかの最後の最後で裏切られてびっくり！
一緒に見た友達が佐久間君はサイコパスじゃなくてソシオパスなんじゃない？って言ってて調べたら同じように解説してる人が居て読んで納得。
今の世の中個人情報なんて簡単に手に入るとか言ってたけど本当そうだよね。
みんな気をつけよう。
