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オットーという男のぴーのレビュー・感想・評価

オットーという男(2022年製作の映画)
4.5
訳分からんくらい泣いた。
めちゃくちゃ愛が溢れてた映画。

ルールに厳格で柔軟性のないおじいさんだけど、一途に奥さんを愛していたし、奥さんが亡くなった喪失感から自分も後を追おうとする。

奥さんを一途に思ってるだけでまずいい人。自分の非を認められるところが素敵だった。
「自分の問題に捉われすぎて人のことを考えていなかった」
自分のことを思ってくれる人がいるのがどんなに幸せか。
人を見下して見下した人と一緒にいるくらいなら孤独や死を選ぶなんて悲しすぎる。悪いところばかりを見るのではなくていいところも見ていきたい。
人生の清算?みたいな感じになってたけど、自分が変われば周りも変わっていくんだって思ったし、このとっつきにくい人に毎日声かけてた住人たちのハートが強すぎる。尊敬する。

生きづらい世の中だけど、淡々と自分ができることをするだけで何か変わるのかもしれないと勇気をもらえた。この映画を見て、とっつきにくい人でも怖がらずに話しかけようと思ったし、誰も1人にさせたくないね。悲しいことは避けられないけどみんなの人生に楽しみはあってほしい。楽しみを分けられる人になりたいと思う。

何よりマリソルがいい女すぎだな。
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