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禁じられた遊びのakariのネタバレレビュー・内容・結末

禁じられた遊び(2023年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

ホラー映画初挑戦でしたが、面白かった!オチが予想外でした。とりあえず帰り道で背後を気にする必要はなさそう(?)なので安心しました。最初からこれ息子がやばいだろ…と思ってたんですが、まさにだったので驚きました。力が子どもに受け継がれる…一度死んで生き返った人間が一番怖い…で全てが繋がり鳥肌がたちました。逃げ場がない比呂子の部屋で美雪が急に出てくるシーンにびくっとしました。比呂子と直人が森の中の小屋に逃げ込んで告白をし合った後、美雪が壁を突き破って入ってくるのが怖かったです。直人が比呂子をかばい続けるのはわかるんだけど、もうやめとけ!!と心の中で叫びました。
オモコワのオモの部分を担った長谷川忍さんが最高でした。絶妙な胡散臭さに笑いつつ、ガチなんだ???と怖がらせてくるバランスが良かったです。霊に日本刀で抗う黒崎はイケメンでした。霊感ゼロっぽい柏原が癒しで、ずっと出ていてほしかったです。
環奈ちゃんと重岡くん、二人の綺麗な顔面が恐怖でゆがんでいくのが良かったです。もうほぼ“けぇれ!”な直人の「帰れ!」が表情も含め大好物でした。諸悪の根源を断ち、ちょっとは幸せになれるのかと思いきや、後味の悪いラストに唸りました。叫んだり荒んだりお父さんしてたり、重岡くんの繊細な演技が好きです。ウイカの、目が怖いのに美しいお芝居もとても良かったです。
劇場が中学生で賑わっていて、最後の美雪の微笑みに「うぇーい」って声が上がっていたのが楽しそうで良い気持ちになりました。
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