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バジーノイズのakariのネタバレレビュー・内容・結末

バジーノイズ(2023年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

エロティックベーシスト陸の存在が気になって気になって……。見た目とかタバコとか色気とかそういうのは言わずもがな、音楽に対しても清澄に対しても本気で向き合う内面の熱さが最高でした。陸が潮のことも信頼しているのが好きでした。シンプルにかっこいい!!
清澄は一人でも生きられるし、音楽さえあればそれで良いのだと思います。海の底のように暗い人です。一人で音楽を作り、食べていける。でも彼は一人きりでその場所まで行けたわけではなく、引っ張り出してくれたのは紛れもなく、あの日窓を突き破ってくれた潮でした。関西弁が彼の温かみを感じさせ、やっぱり海の底のような人でした。川西拓実くん良かったです。JO1の歌、信頼しかない。
一緒にいると笑っちゃうくらい潮が可愛いのわかります。二人よがりのシーン、清澄と同じようにニヤけました。騒がしい彼女と関わる選択をした清澄。一人が良いとはいえ、彼は静かなのが好きなわけではありませんでした。時にはノイズこそ音楽になると思います。たまにはイヤホンを外して、雑音に耳を傾ける時間も作りたいものです。
みんなといるとできる音楽、生まれる音がありました。彼にはその音を聞かせたい人がいました。言葉は歌になると無条件で全部本音になる気がしています。音楽にしかない何かは確かにあるはずです。潮に届いてやっとアジュールのアルバムは完成しました。清澄と陸のバンド名が決まったシーンの青春さが良かったです。

櫻井海音さんがいらっしゃるじゃないですか…!アンクレットに良いメンバー揃っていたので興味が湧いてしまいました。
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