ウィルスにより、人口の殆どがゾンビと化した世界。政府は指定区域・デッドゾーンにゾンビを囲うと、放射線爆弾で一斉殲滅作戦を決行するが…というストーリー。
マイケル・ジェイ・ホワイト主演のゾンビ・サバイバルアクションです。
放射線爆弾で壊滅させ、ゾンビの巣窟と化した立ち入り禁止区域デッドゾーンにあるウィルス研究所でウィルスに効くワクチンが取り残されていることが分り、精鋭部隊がフルフェイスの戦闘服に身を包み回収に向うという内容です。
デッドゾーンは放射能で汚染されている為、主役のマイケル・ジェイ・ホワイトはじめとして登場人物みんなフルフェイスの防護ヘルメットやガスマスクつけて行動します。誰が誰か分からなくなることを避けようとヘルメット内部の顔のインサート映像も頻繁に挟まれますが、正直誰が何処で戦ってるか解り辛い所はあります。序盤でMJと旧知の兵士のちょっとした格闘戦有りますが、ヘルメットのせいでMJが戦ってる感がしないのは残念ですね。一晩のお話なので夜のシーンが多いのも見辛さ増してますね。
登場する感染者たちはまあダッシュ系ゾンビですね。ほぼノーメイクで一度に登場する数も多くないです。噛みつくシーンはありますが、登場人物が感染者に襲われても食われるシーンは無いのでお食事シーンはないですね。感染者が襲ってきて戦うシーンも少なく、もっぱら主人公達の移動シーンが多めです。
感染者の他にラスボス的存在の変異したヒューマノイドも登場しますが、リッカー＋ネメシスといった造形で、舌を伸ばして首を絞めたり突き刺したりします。CGじゃなく特殊メイクで表現してるのも良いですね。また、超音波攻撃もして来たりとかなり厄介な敵です。登場人物を殺していくのもこいつの仕事になってますね。
全体的にワクチンを回収して脱出ポイントを目指す中で、ヒューマノイドや感染者の攻撃を受けて隊員たちは一人、また一人と命を落としていくというお約束の流れになっています。隊員の一人や主人公のボスも感染者に噛まれますが、ワクチン注射したら即効いて助かる展開はちょっと意外だった。試作段階って言ってたから絶対何か副作用あると思ったのに。一人生き残ってた女性生存者と合流して共に脱出を目指す展開もお約束ですね。
逃げ込んだ倉庫になだれ込んできた感染者達と戦うシーンはちょっとハラハラしましたし、ラスボスとMJとのラストバトルも、ラスボスが中々に強いのでハラハラできたのは良かったですね。どうせならもっと格闘戦してほしかったけど。
ありきたりなB級ゾンビアクションという感じの作品ですね。ゾンビ物好きで暇なら鑑賞してもいいかな、という作品でした。
